姿勢は左右対称が良い?【三重県伊勢市のトレーナーblog】

姿勢が左右対称である事のメリット。

 

①重力に対して、最も小さいエネルギー(モーメントが小さい)で立位を維持する事が出来る。
身体に対する負荷が少ないという事です。

②美しく見える
「左右対称である事が、人の美的判断の重要な要素」である事は各種研究で明らかになっています。

 

一方で、姿勢を機能性という観点から見ると、文字を書く・ジャンプをする・ボールを投げる など、右半身は動作・左半身は支持(右利きの場合)として、右半身と左半身は別々の運動をする場面が多くあります。

 

より、機能的な身体であるためには、左右それぞれの特徴に特化した特徴を持つ必要があります。

 

右半身と左半身は、筋肉・関節・靭帯などの特徴に沢山の違いがありますが、一番わかりやすい(体感しやすい)のは、関節の伸展度です。

 

関節は伸展が強いほど安定性が高くなりますので、身体の支持を担当する事が多い左半身の方が伸展が強くなります。

 

左右の手の平を比較すると、右手の方が掌が深い人が多いと思います。

 

肘や膝を限界まで伸ばしきってください。
伸ばしきった最後の最後、左の肘膝の方が伸ばしきる感覚が強いと思います。

 

身体の支持を担当する事が多い左半身の方が伸展が強くなる傾向があります。

 

サーフィンなどの横乗り系のスポーツには 左足を前にするレギュラースタンス 右足を前にするグーフィースタンス 2種類あるのですが、圧倒的にレギュラースタンスの人が多いです。

 

ある調査では レギュラー89% グーフィー11%だそうです。

 

なぜ左足前の人が多いのか?

 

サーフィンなど横乗り系のスポーツでは、前に置く足が軸足、後ろに置く足は利き足となりボードのスピードなど微調整を行います。

 

左半身は支持する事に適応しているので左足を前にして軸とするレギュラースタンスの方が身体を使いやすい為、圧倒的に多いです。

 

左右半身の特徴の違いは回転にも影響します。

 

多くの人が、反時計回りの方が回転しやすいと思います。

 

これは、左足を軸(左半身は支持に特化している)にして回転する方が回転しやすいからです。

 

陸上のトラック・スケートリンク・野球・コンビニ・フィギュアスケートのジャンプ など